HSPと境界線について

HSPの人は他人との境界線が薄い傾向がある

 

先日、こんなtweetをしました。

 

 

いいねの数が300以上ついて 、ちょっぴり驚きました。

それと同時に、同じように思っているHSPの方が沢山いるのだなと痛感。

この感覚って、分からない人には分からないと思うので、一度もふもふの体験を描いておこうと思います。

 

①学生時代はつるむ子によって、毎年違う人間になっていた。

小中高と、私は毎年自分が違う人間であるような気がしていた。それは話し方であったり、人生観であったり、趣味だったり好きになる男の子のタイプだったり、服の趣味とか。唯一変わらなかったのは漫画と絵を描くことが好きで内向的な性格であるということだろうか。

たとえば、仲良くなった子が口の悪い子だったら、私もそうなる。小学校位ならまだ分かるけど、中学校でもそうだったな(高校では皆お育ちが良い感じだったのでそれはなくなったけど)。

とにかく、周りの人間の言うことが「私」を作っていた。

 

②癖さえもコピーする

入社したばかりの時、人目を引く綺麗な子が同期にいて、何かと会うことがあったのだけど、彼女は頭を描く癖と、貧乏ゆすりをする癖があった。

そして一カ月後、私も親に言われて気が付いたけれど、頭をかくようになり、今まですることのなかった貧乏ゆすりまでするようになった...

 

③友人や親に言われたことを必要以上に守ってしまう。

例えば、「友達を大切に」とか「約束を破るな」って親からよく言われていた。

中学生の時、私はAさんと中学校に一緒に行っていたのだけど、Aさんは10分以上、毎日玄関で私を待たせていた(親御さんからはいつもごめんねと言われていたけど、今思えばごめんと言うならちゃんと躾しろよと思う)。

チャリで3分のところにある中学校を、その「友人」と「一緒に登校しようね」と多分中学校登校の初日に約束したのであろう。そう、私はそのアホくさい約束をほぼ3年守り、彼女は毎朝私を待たせていたのである。

 

今思えば、どうしてそんなに友人を優先していたのだろう(そういうこと、たくさんあった)と振り返ると、親の「友達を大切にしろ」「約束は守れ」という言葉を非常に頑なに守っていたのだと思う。

ちなみに、弟も傍から見ていると「損してない?」ということが多い。

 

境界線が薄いとどうなるの?

・他人の問題を自分の問題としてしまう。→抱えなくてもよい問題を抱え、自分の人生を歩めなくなってしまう。

・成長過程で出会った人間(特に親や仲が良かったクラスメイト)からの影響を、良くも悪くももろに受ける。

→これが先ほどもふもふが述べた例ですね。

小さいながらも、AちゃんはAちゃんだから、とか境界線がうま~く引けている子はそれなりに自分の世界を守ることが出来るのだけど、そうではない子は緩~い境界線に「他人」ずかずか入れてしまうので、「自分」というものがない気がします。

私も、クラスが変わるたびに今まで自分の世界に入りまくっていた人間がいなくなり、一ヶ月くらいは自我がない気がしていた。そして、だんだんと仲が良い子(境界線に入れる人間)が増えるたびに薄っぺらい新しい自分を作っている感じだった。

 

今思えばやばいよな~とおもいます、本当に...

もふもふはどうしているのか?

では、HSPとかアドラー心理学とかを知ったもふもふは今しているのは、大きく分けてこちらです。

アドラー心理学を学んで実践する。

・気が付いた時に「境界線」を意識して、少し上から自分を俯瞰してみる。もう一人の自分が空中にいるような感じです。

・心の中で「ATフィールド!」とさけぶ。(エヴァ好きな方は分かりますね(笑))

 

上記の三点を、ひたすらに地道にやっています。

まず初めにアドラー心理学の本を読むことが良いかと思います。分かりやすく、他人と自分の課題を分けるというのがどういうことか教えてくれます。

 

嫌われる勇気

嫌われる勇気

 

 

 

HSPの人には生まれつき搭載されている「他人との境界線を引く」という能力が、HSPの人には欠けている(もしくは、生育環境で欠けてしまった)ので、無意識に他人と線を引くことは難しいです。

なので、意識的に練習をするしかないと思います。

 

鈍感な世界に生きる 敏感な人たち

鈍感な世界に生きる 敏感な人たち

 

 ↑こちらの本は、少し難しいと思うのですが、海外の視点からHSPを見ることが出来て興味深いです。

 

こちらの本は有名ですよね。まだ読んでいないのです...(いつも図書館で借りられていて、読めない...)

 

 

それでは良い一日を!

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