【感想】美しい翻訳書:バガヴァッド・ギーター
美しい訳は時に原作を上回るのかもしれない
美しい翻訳書を読むと、
この本をこんなにも素敵な日本語にしてくれてありがとうございます、
と思わざるにいられません。
今回は田中かん玉さん訳のバガヴァット・ギーターをご紹介します。
神の詩―バガヴァッド・ギーター (TAO LAB BOOKS)
- 作者: 田中嫺玉
- 出版社/メーカー: TAO LAB BOOKS
- 発売日: 2008/09/15
- メディア: 単行本
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バガヴァット・ギーターとは?
簡単に言うと、インドの古くから伝わる、叙事詩です。
長い長い、物語性のある詩です。
英雄アルジュナが、親族を巻き込んだ戦争で、親族を殺さなければならないと悩んでいるところに、
彼の師であるクリシュナが、人生の意義とは何かと諭すのが大まかなストーリーです。
詳しくはwikiでも。
一番好きな文章の画像を載せておきます。
ともすれば、
同僚によく思われたい
とか
早くやって偉く見せたい
とか
思いがちな私達ですが、
会社にいる意味は
自分の業務をこなすこと。
に尽きますよね。
朝に読むと頭がスッキリします!
訳者の田中さんはこの本を訳すためにサンスクリット語を勉強したそうです。
ああ、この本は美しいな、
と思わせる翻訳をする訳者の背景には、
そのoriginal text/author に対する尊敬の念が込められていると思います。
貴方のおススメの翻訳書を教えてください^ ^